国土交通省近畿運輸局は9日、北大阪急行電鉄が申請した鉄道事業および軌道事業の旅客運賃の上限認可申請について、これを認可した。
北大阪急行が申請した運賃は、北大阪急行南北線延伸線(千里中央~箕面萱野間)に適用するもの。同社では現在、6キロまでの運賃を設定しているが、本申請運賃は、これを超える距離の区間に対するものとなる。
大人の上限運賃は、普通旅客運賃が6キロ超8キロ以内が160円、8キロ超10キロ以内が180円、1か月の通勤定期旅客運賃が6キロ超8キロ以内で5990円、8キロ超10キロ以内で6740円などとなる。加えて、新線の建設に要した費用を利用者が一部負担する「加算運賃」を設定。大人普通旅客運賃は60円、大人通勤定期旅客運賃では2250円などを、延伸開業区間の乗車時に一律加算する。
千里中央~箕面萱野間の開業は、2023年度末を予定している。