福島交通、会津乗合自動車、みちのりホールディングスは23日、福島交通飯坂線、福島交通・会津バスの路線バスで、キャッシュレス決済サービスを導入すると発表した。
新たに利用可能となる決済手段は、クレジットカードなどによるタッチ決済と、QRコード決済、電子マネー「WAON」「nanaco」。飯坂線では、交通系ICカードの電子マネー機能による決済も可能となる。
タッチ決済は、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯のクレジット・デビット・プリペイドカードが対象。乗降時に改札機またはバス車内の端末にタッチすることで利用できる。
QRコード決済は、「PayPay」「楽天Pay」「d払い」など、8つのブランドに対応する。QRコード決済と電子マネー利用は、飯坂線では券売機の決済手段として対応。乗車前に券売機できっぷを購入する必要がある。交通系ICカード(NORUCAを除く)を含め、乗降時のタッチ等による直接乗車はできない。バス利用時は、乗車時に整理券を受け取り、降車時に端末へのタッチ、QRコードの読み取りで決済する。
会津乗合自動車はあわせて、交通系ICカード「AIZU NORUCA」を発行すると発表した。福島交通の「NORUCA」と共通利用が可能で、飯坂線も乗車できる。なお、IC定期券としての利用は、発行会社の路線のみに限られるとしている。
各社での新たな決済手段の導入は、2024年3月ごろを予定する。