名古屋鉄道は1日、「知立駅付近連続立体交差事業」にともない、三河線三河知立駅を2024年3月16日に移設すると発表した。
新たな三河知立駅は、現駅から約900メートル豊田市駅寄りに設置。設備は、2面2線、4両編成対応の相対式ホームとなる。また、「駅集中管理システム」の導入駅で、自動改札機や自動券売機のほか、インターホンなどを設置する。
三河知立駅は、1915年、三河鉄道の(初代)知立駅として開業。1922年に愛知電気鉄道の新知立駅が開業して以降は、両社線、および両社が合併して誕生した名古屋鉄道の名古屋本線・三河線の乗り換え駅となっていた。1959年、現在の知立駅の開業で、初代知立駅は三河知立駅へ名称を改めた。
知立駅付近の連続立体交差事業は、名古屋本線、三河線の計5.0キロを高架化するもの。10箇所の踏切の除却を目的としている。2023年9月現在、名古屋本線の上り線(豊橋方面)は高架線へ移設済みで、名古屋本線下り線(名古屋方面)は2025年度、三河線は2027年度の高架線切り替えを予定している。