JR東日本盛岡支社は7日、北東北地区に導入する観光列車「ひなび(陽旅)」について、その車両概要、料金を発表した。
車両はHB-E300系2両編成で、1号車をグリーン車指定席、2号車を普通車指定席とする。座席数は、1号車が4人掛けボックスシート12席、2人掛けボックスシート10席、1人掛けシート3席の計25席、2号車が2人掛けリクライニングシート32席、1人掛けリクライニングシート2席の計34席。各車とも、運転台後部には展望室を設け、側面の大型窓などから四季折々の景観を楽しめるようにする。1号車の展望室には、座席やソファーを設置する。料金は、グリーン料金が150キロまで2000円、151キロ以上3000円、指定席料金は840円(通年)。
「ひなび」は、ディーゼルハイブリッド車両のHB-E300系「リゾートあすなろ」を改造のうえ、岩手・青森エリアに導入する観光列車。列車名には、車窓から北東北の自然を感じ、「ぬくもりのあるゆったりとした旅」への想いを込めたという。外観は白と赤の2色で、山、波や川の模様、花吹雪など、豊かな自然をデザインしている。
「ひなび」の営業運転開始は、2023年冬ごろを予定している。