芝山鉄道は16日、関東運輸局に対し、鉄道旅客運賃などの変更を届け出た。
改定後の運賃は、普通旅客運賃が大人220円(現行200円)、小児110円(現行100円)、回数旅客運賃が大人2200円(現行2000円)、小児1100円(現行1000円)、定期旅客運賃が大人通勤1か月9200円(現行8360円)、企画乗車券「芝鉄グリーンパスポート」が25人~99人で7790円(現行7080円)など。通学定期券の運賃は変更しない。
運賃改定のおもな理由は、新型コロナウイルス感染症の流行による輸送人員の減少と、エネルギー価格高騰にともなう列車運転動力費などの増大。加えて、2002年の開業から20年を迎えた芝山鉄道は、老朽化した鉄道施設、設備などの更新投資などに、中長期での収支改善の取り組みが必要だという。そこで同社は、今後も鉄道事業の持続的に運営すべく、運賃の改定を決定したとしている。
運賃の改定は、2024年3月を予定する。芝山鉄道は、運賃の改定日について、あらためて告知するとしている。