鉄道コム

川越線荒川橋りょう、調整池整備にあわせ架け替えへ

2023年9月24日(日)10時40分

国土交通省関東地方整備局荒川調節池工事事務所は、川越線荒川橋りょうの架け替え計画を進めている。

荒川橋りょうは、指扇~南古谷間に架かる、荒川をまたぐ橋。同事務所では、河川敷に「荒川第二・第三調整地」を整備する事業を進めており、本計画はこの一環となる。

現在の荒川橋りょう
現在の荒川橋りょう

新たな橋りょうは、現在線の北側に建設。川や堤防の上空はトラス橋、その他の部分は主にRC高架橋とする。また、橋の高さは現在より約4~5メートル高い位置とする。

荒川橋りょうの架け替え位置図
荒川橋りょうの架け替え位置図

荒川第二・第三調整地は、豪雨時などの水位上昇抑制を目的として、荒川左岸の河川敷に整備するもの。同事業の推進にあたり、現在の堤防では高さや幅が不足しているほか、一部では橋りょう下面が計画水面高さを下回ることから、橋りょうの架け替え決定に至った。

現在の橋りょう高さと計画する堤防の高さ
現在の橋りょう高さと計画する堤防の高さ

なお、川越線では自治体による複線化構想があるが、本計画では現状の川越線の機能を補償するものであるとして、単線での架け替えとなる。埼玉県、さいたま市、川越市による協議会では、「将来の複線化時に新たに橋りょうを架ける案が最も総合評価が高い」との調査結果が報告されている。

荒川第二・第三調整地の整備事業は、2030年度末の完成を予定している。

2023年9月24日(日)10時40分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。