JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本は22日、新幹線と在来線特急列車などの「乗継割引」の取扱いを終了すると発表した。
乗継割引は、新幹線と在来線特急列車などを乗り継いだ際に、在来線の特急料金などを半額とするもの。各社では、チケットレスサービスの普及や、これにともなう乗継割引の利用者数減少などを理由に、割引の終了を決定したとしている。
同割引は、かつては東京駅と品川駅を除く新幹線全駅での乗り継ぎを対象としていたが、2002年以降は各社で段階的に対象を縮小してきた。2011年には小倉・博多駅での山陽新幹線とJR九州の特急列車の、2023年には岡山・高松駅での山陽新幹線とJR四国の特急列車の割引を廃止。今回の各社での割引終了により、西九州新幹線、および2024年開業の北陸新幹線敦賀駅における別個の割引制度を除き、新幹線と在来線の乗継割引は全廃となる。
JR東海とJR西日本では、割引の廃止日を2024年3月16日と発表。JR北海道、JR東日本では2024年春の実施とし、詳細な時期は改めて知らせるとしている。