JR西日本、JR東日本は22日、2024年3月16日開業予定の北陸新幹線金沢~敦賀間にかかわる特急料金について、国土交通大臣に申請した。
主な区間の特急料金(大人、普通車指定席、通常期)は、東京~小松間が6900円、東京~福井・敦賀間が7230円、長野~敦賀間が5820円、金沢~福井間が2400円、金沢~敦賀間が3170円。運賃は改めて算定し、国に報告するとしているが、予定する運賃と特急料金の合計額は、東京~敦賀間が1万6360円、金沢~敦賀間が5480円などとなる。
グリーン料金は、東京~敦賀間が8380円など、グランクラス(A)料金は、東京~敦賀間が1万6760円など。隣接駅間の自由席利用時に適用する特定特急料金や、グリーン料金、グランクラス料金などは、本申請の認可後に届け出るとしている。
JR西日本はあわせて、敦賀駅で北陸新幹線と在来線特急列車「サンダーバード」「しらさぎ」を乗り継ぐ場合に適用する割引制度について発表した。
同制度は、新幹線の富山~敦賀間と在来線特急を、改札を出場せずに乗り継ぐ場合に適用するもので、双方の特急料金を割り引いた額を合算した額で特急券を発売する。指定席利用時には、通常は2列車分の指定席料金相当額を適用するところ、これを1列車分の相当額のみとする。新幹線開業後の運賃・特急料金合計額は、大阪~金沢間が9410円(現行7790円)、名古屋~金沢間が9080円(現行7460円)、京都~富山間が8820円(現行9040円)などとなる。
両社では、本申請の認可後、北陸新幹線にかかわる特別企画商品の発売についても発表するとしている。