京浜急行電鉄は24日、11月25日にダイヤ改正を実施すると発表した。今改正では、「エアポート急行」の種別名を「急行」に変更する。
エアポート急行は、2010年5月のダイヤ改正で新設した種別。泉岳寺~京急蒲田~羽田空港間では、従来の急行の種別名を変更する形で設定。羽田空港~京急蒲田~新逗子(現:逗子・葉山)間では、羽田空港と横浜方面を直通する優等種別として、従来の一部区間で快特に連結する特急列車を置き換える形で設定された。
同社では今回、空港線を走らないエアポート急行があることから、利用者のわかりやすさに配慮し、種別を変更する。京急本線の京急蒲田駅以南における急行列車の運転は、1999年のダイヤ改正以来となる。
そのほか、平日においては、夜間帯の「イブニング・ウィング」の14・16号を、現行の8両編成での運転から、4両編成(トイレ付き車両)を快特の後ろに連結する形態に変更。運転区間は品川~金沢文庫間に短縮するほか、品川駅の発車ホームを現行の3番線から1番線に変更する。また、朝ラッシュ時間帯には上り快特1本を特急に変更し、下り特急と急行各1本の増発などを実施する。
土休日においては、「ウィング・シート」の運転開始時刻を30分程度繰り上げるほか、下り品川駅11:40発以降、上り三崎口駅12:08発以降の運転間隔を60分に揃える。また、23時台に、羽田空港駅発の品川駅行き急行と金沢文庫駅行き特急各1本を増発する。
なお、京急と直通運転する京成電鉄、都営浅草線なども、同日にダイヤ改正を実施する。