阪神電気鉄道などは2日、阪神電車でクレジットカードなどによるタッチ決済乗車サービスを導入すると発表した。
本サービスは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用するもの。タッチ決済に対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードや、カードを設定済みのスマートフォンなどで、直接列車に乗車できる。対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardの対応も予定する。西代駅を除く阪神電車の全駅が対象となる。
サービスの開始時期は、2024年内を予定する。当初は駅長室や各駅係員窓口に専用リーダーを設置し、サービスを提供。2025年春ごろから、全駅の一部改札機でもサービスに対応する。阪神などは、きっぷの購入が不要となることで、2025年開催予定の「大阪・関西万博」開催時において、訪日外国人がよりスムーズに鉄道を利用できるようになるほか、国内の幅広い利用者にもより便利で快適に利用できるようになるとしている。