伊予鉄道は14日、郊外電車用の新型車両「7000系」を導入すると発表した。
7000系は、3両編成を組む車両。人に優しいバリアフリー設計や、省エネ性能向上、「乗ってみたくなる未来型流線型」のフォルム、愛媛らしさを表現するオレンジ色のカラーリングをコンセプトとする。車内には、車いすスペースやLCDの車内次駅案内表示器などを設置。英語アナウンス放送も対応する。また、全扉の上部にデジタルサイネージを設置することで、中吊り広告のない広々とした車内を実現するという。
車体は軽量ステンレス製で、走行機器にはVVVFインバータ制御装置を採用。これら省エネ性能の向上により、使用電力は旧型車両の700系比で約50%の削減を見込む。
伊予鉄道では、2025年2月から2027年にかけて、7000系を年2本6両ずつ導入し、郊外線全線で運用するとしている。また、旧型車両の700系は、7000系の導入にあわせ、順次廃車する。