JR西日本は15日、2024年3月16日のダイヤ改正にあわせ、在来線の一部特急列車を全席指定席に変更すると発表した。対象となる列車は、「サンダーバード」「しらさぎ」「スーパーはくと」「スーパーいなば」「やくも」。
同社では、一部列車の全車指定席化にあわせ、特急用定期券「パスカル」の発売区間を変更する。大阪~姫路間、岡山~伯耆大山間など、自由席の設定がなくなる区間では、パスカルは2025年2月28日までを有効期限とするもののみ発売。以降の発売は終了する。ダイヤ改正から有効期限までの間、パスカル持参者は、指定席の空席を利用できる。
JR西日本では、2021年3月のダイヤ改正において、「くろしお」「こうのとり」など5列車の自由席を廃止し、全車指定席に変更していた。2024年春のダイヤ改正以降、同社管内の在来線特急列車で自由席を連結する列車は、「はるか」「能登かがり火」「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」の4本と、JR他社と直通する「ひだ」「南紀」「南風」「うずしお」「しおかぜ」の各列車となる。