JR西日本は15日、特急「やくも」用の新型車両「273系」について、2024年4月6日に営業運転を開始すると発表した。
273系は、従来の381系を置き換えるために導入する車両。381系同様、カーブを通常車両より高速で通過できる「振り子式」を採用している。本形式では、振り子式の制御システムを改善しており、「スーパーいなば」などで使用するキハ187系などと比較しても、乗り物酔い評価指数で最大23パーセントの向上を実現した。
車内は、1号車の半室がグリーン車、2~4号室が普通車。1号車には「セミコンパートメント」も設ける。
273系は、4両編成11本の導入を予定。デビュー時は上下各6本が273系による運転とし、6月までに全44両の投入を完了させるとしている。