京王電鉄、三井住友カードなどは13日、タッチ決済対応のクレジットカードやQRコードなどを活用した、新たな乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。
タッチ決済乗車は、タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、カードを設定済みのスマートフォンなどを、改札機の専用リーダーにかざすことで、列車に乗車できるもの。対象のブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardの対応も予定する。京王では、一定の条件を満たすことで、利用後に割引を適用する企画乗車券のようなサービスを予定しているという。
QRコードによる乗車は、事前に乗車券販売サイトで購入した同社線の企画乗車券が対象。スマートフォンに表示されたQRコードを自動改札機にかざすことで、列車を利用できる。
今回の実証実験は、三井住友カードの公共交通向けソリューション「stera transit」を用いて実施するもの。京王は、実証実験において、多様化したライフスタイルとニーズに対応し、同社沿線の在住者だけでなく、国内外の利用者がより便利に移動できる乗車サービスの提供を目指すとしている。
京王は、実証実験を2023年度中に開始する予定。同年度内は一部の駅のみを対象とし、2024年度中には対象を同社線全駅に拡大するとしている。