スルッとKANSAI協議会は14日、QRコードを活用したデジタル乗車券のサービス名称を「スルッとQRtto」(スルッとクルット)に決定したと発表した。
スルッとQRttoは、協議会に加盟する鉄道・バス事業者が共通で利用することを前提に構築したシステム。乗客のスマートフォンでQRコード乗車券を購入することで、電車やバス、観光施設などを利用できるサービスを提供できる。同協議会では2022年11月、ウェルネットと共同で、システムの開発に着手したと発表していた。
サービス名称のコンセプトは、「QR+くるっとまわる」。QRコードで、くるっと関西一円を楽しめることと、QRコード乗車券の高い利便性で、さまざまな場所へ出掛ける感覚を表す。
スルッとQRttoのサービス開始は、2024年6月ごろを予定する。提供開始時点の導入事業者は、大阪メトロ、大阪シティバス、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道、南海電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道の7社。協議会によると、今後もサービス導入事業者の拡大を予定しているという。