JR東日本は15日、2024年3月16日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
新幹線では、山形新幹線「つばさ」用の新型車両「E8系」を投入。一部列車では最高速度を時速300キロに向上させ、所要時間を短縮する。また、東北・秋田・上越・北陸新幹線の「はやぶさ」「こまち」「やまびこ」「たにがわ」「かがやき」で、定期列車を増発する。一方、上越新幹線では、夜間の作業時間確保のため、下りの一部最終列車の時刻を繰り上げる。なお同日には、JR西日本の北陸新幹線金沢~敦賀間が延伸開業。東京駅と敦賀駅を結ぶ「かがやき」「はくたか」が運転を開始する。
在来線特急では、千葉県方面の特急列車での変更を実施。特急「しおさい」に「成田エクスプレス」で使用してきたE259系を投入し、255系を置き換える。「成田エクスプレス」は、千葉駅、佐倉駅の停車列車を拡大する一方、中央線への乗り入れを廃止し、新宿~八王子間の運転を取りやめる。このほか、中央線特急「富士回遊」は、上下各1本を増発。奥羽本線の特急「つがる」は、上下各1本を停車駅を削減した速達タイプとし、名称を「スーパーつがる」に変更する。
在来線普通列車では、中央線快速電車や横浜線、相模線などでダイヤを改善。一方、京葉線では昼間時間帯を除いて快速・通勤快速の運転を取りやめる。このほか、鶴見線では全線でワンマン運転を実施。常磐線や磐越西線などでもワンマン運転を拡大する。