JR東海は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
東海道新幹線の「のぞみ」では、早朝の下り1本、夜間の上り2本の臨時列車を、東京~新大阪間で設定。新大阪駅21時30分発の臨時488号は、現行の上り最終である64号よりも遅い時間での運転となる。また、新横浜駅始発の497号は、連休初日や繁忙期などは博多駅行き97号として運転し、首都圏から山陽エリア主要駅への到達時間を繰り上げる。このほか、山陽新幹線直通の上下各最終列車は、運転時刻を繰り下げる。
東海道新幹線の「ひかり」は、夜間下り列車の間隔を改善するほか、静岡、浜松、豊橋の各駅へ停車する列車を拡大。また、三島、静岡の各駅を始発とする「こだま」の運転時刻を繰り上げるほか、朝通勤時間帯の上り「こだま」を浜松~静岡間で増発する。
在来線では、中央線の名古屋~中津川間で、快速・普通列車の最高時速を110キロから130キロに引き上げ、所要時間を短縮。また、昼間時間帯の快速を名古屋~高蔵寺間で各駅に停車する区間快速に変更。あわせて、同区間の普通列車を毎時2本削減する。飯田線と身延線では、昼間時間帯の運転本数を削減。飯田線の12時~14時台の列車は、すべて船町、下地の各駅に停車するダイヤとする。
このほか、北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸開業にともない、名古屋~金沢間で運転してきた特急「しらさぎ」は、運転区間を名古屋~敦賀間に短縮する。