ハピラインふくいは15日、開業時のダイヤが決定したと発表した。
ハピラインふくいは、北陸新幹線金沢~敦賀間の延伸開業にともない、JR西日本から北陸本線の福井県内区間の経営を引き継ぐ事業者。新幹線延伸と同日の、2024年3月16日に路線を開業する。路線名は「ハピラインふくい線」。
同線では、朝夕の福井~芦原温泉間、武生~福井間を中心に、北陸本線時代より列車本数を増発。武生~福井間では、日中時間帯でも毎時1本から同2本へと増発する。また、敦賀~福井間においては、快速列車計9本を運転。うち1本は、米原駅発金沢駅行きの最終「しらさぎ」の代替列車として運転する。列車の総運転本数は、1日あたり131本。普通列車は、北陸本線時代より20本の増発となる。
このほか、福井駅、敦賀駅ではJRとの接続を考慮。特急列車の廃止による待避時間解消を受けての所要時間短縮、日中時間帯のパターンダイヤ導入などを実施する。
ハピラインふくい線開業以降も、金沢方面や越美北線の直通運転は継続。同じく北陸本線を転換するIRいしかわ鉄道線に対しては、金沢~福井間でIRいしかわ鉄道車が、敦賀~金沢間でハピラインふくい車が、それぞれ乗り入れる形態とする。越美北線は、従来通り福井~越前花堂~九頭竜湖間での運転とする。