JR西日本は10日(火)から、山陽新幹線が約4割安く利用できる「こだま指定席往復きっぷ」を発売している。
利用の条件は、普通車指定席、2日間有効、2人以上、往復、山陽新幹線「こだま」限定(および新大阪-岡山間の「ひかり」の一部列車限定)で、あらかじめ指定された特定区間のみとなる。1人あたりの往復価格は、大阪市内-岡山間の場合で6880円(通常は1万1720円)、大阪市内-広島市内間の場合で1万1920円(通常は1万9900円)。なお、子どもは一律3000円となる。設定期間は6月末までで、乗車日の21日前から前日まで、JR西日本の発地周辺のみどりの窓口や主な旅行会社などで発売される。きっぷの変更や各種割引証による割引はできないが、レンタカーの割引特典がある。
山陽新幹線の「こだま」指定席では2×2列シートを採用しており、快適に利用できる。指定席車両の拡大に伴い、500系こだま車両では5号車が「こだま指定席往復きっぷ」での利用者に割り当てられる。500系こだまの5号車は2×3列シートとなっているが、他の指定席車両と同様に2×2列シートの人数分のみ発売される。
同社では、今月28日から始まる高速道路の割引に対抗するとともに、新たな市場開拓を目指す。