南海電気鉄道は22日、リニューアルが完了した今宮戎駅の供用を、23日に開始すると発表した。
今宮戎駅は、難波駅と新今宮駅の間に位置。2022年5月からリニューアル工事が進められていた。
今回のリニューアルでは、ホームと改札を結ぶエレベーターや多機能トイレを新設したほか、改札機を計3台に増設。利便性の向上を図った。
また、階段横へのデザインウォール設置、男女トイレのリニューアル、駅の美装化などをあわせて実施し、快適性を向上させた。デザインウォールは、同駅東側の「えべっさん」こと今宮戎神社をイメージし、南海の社員がデザインした。駅の外装については、「今宮戎」の名にふさわしい駅の風合いが出るよう、セメント本来の質感と使用済みコーヒー豆を活用した外装材「SOLID」を採用。環境にも配慮した。また、上部の鳥よけ対策には木目調を施したルーバー(縦格子)を使用し、単調なデザインとならない工夫を凝らしたとしている。