弘南鉄道は25日、イベント専用車両「津軽『時巡』号」(つがるときめぐごう)のデザインを決定したと発表した。
津軽「時巡」号は、弘南線で貸切列車などに使用する2両編成の車両。車両の愛称は、弘南鉄道の季節に応じた列車の「季節(時:とき)」を巡る旅と、イベント列車の「ときめき・わくわく感」に、訛りを交えて掛け合わせたという。同社は、2022年度に同編成をリニューアル。一部をお座敷車両としたほか、バリアフリーにも対応した。以降、2023年夏に車両の愛称を、秋に車両のデザインをそれぞれ募集。9月に愛称を、12月25日にデザインを発表した。
募集した車両デザインは、先頭部に施すラッピング用のもので、春夏秋冬を日本の伝統色で表現した。名称にちなんだ、わくわく感やときめき感がマッチしたデザインだとしている。
津軽「時巡」号は現在、車両へのラッピング作業を実施している。同社は、2024年初頭のツアーにあわせてお披露目を実施する予定。詳細なスケジュールについては、改めて発表するとしている。