東京急行電鉄は10日(火)、田園都市線で運行している6ドア・座席格納車両の編成について、2009年4月1日より順次、両数を3両へ増やすと発表した。
田園都市線の6ドア・座席格納車両は、現在5号車と8号車の2両に導入しているが、新たに、渋谷駅で乗降数の多い4号車にも拡大し、4ドア車両から置き換える。これにより、朝ラッシュ時において乗客のスムーズな乗降が可能となり、列車遅延の抑制や、乗客1人あたりのスペースを広げることによる混雑感の軽減を進めていく。
同社によると、2005年に田園都市線に6ドア・座席格納車両を導入した結果、朝ラッシュ時の渋谷駅での停車時間が、通常の4ドア車両のみの編成に比べて約3秒短縮されているという。今後、4月1日に1編成、5月8日に2編成で6ドア車両への置き換えを実施し、該当する他の編成にも2009年12月末までに順次実施していく予定。