伊豆箱根鉄道は25日、大雄山線の運賃を、2024年3月16日に改定すると発表した。
改定後の運賃は、大人普通運賃が初乗り区間(3キロ以内)で160円(現行140円)、19~20キロ区間で550円(現行520円)など。8キロ以内の区間は一律20円、9キロ以上の区間は一律30円の値上げとなる。大人定期運賃(1か月)は、通勤定期で初乗り区間5090円(現行3700円)、通学定期で同2980円(現行2330円)などに改める。
伊豆箱根鉄道は、運賃改定の理由について、「利用者が減少傾向である状況下において、鉄道輸送の継続的な安全安心の確保と利便性の向上、そして鉄道事業の健全な経営のため」と説明。大雄山線の運賃改定は、消費税率引き上げによる改定を除き、1995年10月1日以来のことという。
なお、伊豆箱根鉄道が大雄山線とともに運営する駿豆線では、2023年4月1日に運賃改定を実施している。路線による実施日の違いについて同社は、過去3年間における各線での収支実績の違いなどを考慮したと説明していた。