鉄道コム

野岩鉄道、6050型改修車両を「やがぴぃカー」として運転 本物の運転台を移設した席も

2024年1月11日(木)15時33分

野岩鉄道は11日、6050型の改修車両を「やがぴぃカー」として運転すると発表した。

改修前の6050型61103編成
改修前の6050型61103編成

6050型は、1985年に東武鉄道で営業運転を開始した車両。野岩鉄道でも、1986年の路線開業時から使用している。直通運転先の東武鉄道や会津鉄道では、6050型の運用を2022年に終了しているが、野岩鉄道では運用を継続。今後の使用継続を目的とした改修に向け、2022年にクラウドファンディングを実施し、費用を調達していた。

今回の改修では、61103号車の内装を変更し、やがぴぃカーと命名した。車内では、従来のボックスシートを撤去し、「畳席」を設置。一部は「堀りごたつ席」とした。また、廃車となった6050型の運転台を設置した「運転台席」も、車内2か所に設置。モニターを設置し、乗務員室で撮影した前面展望映像を楽しめるという。このほか、ドア付近の座席については、従来のものを8人分残置している。

畳席(左)と堀りごたつ席(右)
畳席(左)と堀りごたつ席(右)
運転台席
運転台席

また、やがぴぃカーの連結相手である62103号車では、トイレを洋式にリニューアル。また、扉付近に多目的スペースを設け、車いす利用者や自転車の持ち込み利用者に配慮した。

やがぴぃカーの利用には、乗車券類のほか、座席整理券が必要。堀りごたつ席、運転台席は、各席の利用料金も別途必要となる。運転台席は、新藤原~会津高原尾瀬口間を3区間にわけ、区間ごとの利用となる。予約は、Eメールにて受け付ける。なお、従来のボックスシートを残した62103号車は、乗車券類のみで乗車できる。

改修車両の運転開始日は、1月26日。2月4日までは、毎週金曜・日曜に、臨時列車の「やがぴぃ1号」「やがぴぃ2号」として、新藤原~会津高原尾瀬口間を1日1往復する。

2024年1月11日(木)15時33分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。