京浜急行電鉄は16日、「鉄道乗車ポイントサービス」を4月5日に開始すると発表した。
同サービスは、登録したPASMOで京急線に乗車することで、「京急プレミアポイント」を付与するもの。「リピート」と「おでかけ」の2種類で積算する。
「リピート」は、京急線の同一運賃区間を同一月内に複数回乗車した場合が対象。大人のカード式PASMO利用時では、1か月あたり3~7回の乗車で、1乗車につき1ポイントを付与。8回~15回では3%、16回~23回では6%、24回以上では10%と、乗車回数に応じ、付与率を変更する。また、モバイル端末版(モバイルPASMOまたはApple PayのPASMO)では、7回以下では1ポイント、8回以上では各回数とも2パーセント、付与ポイントまたは付与率を増やす。小児用PASMOの利用時は、1回目の乗車時から、1乗車1ポイントを付与する。また、いずれの利用時でも、定期券での乗車区間分は積算対象外となる。
「おでかけ」は、各キャンペーンごとの条件を満たすことでポイントを付与するもの。「リピート」との併用も可能となる。キャンペーン参加には、事前のエントリーが必要となる。
京急では、ポイントサービスの開始にあたり、4月5日から5月31日まで、「『おでかけ』スタートアップキャンペーン」を実施する。事前エントリーの後、登録したPASMOで京急線に乗車すると、カードタイプのPASMOでは利用金額の12パーセント分、モバイル端末版では20パーセントのポイントを付与する。付与ポイントの総額は1億ポイントで、上限に達した場合はキャンペーンを終了するとしている。
また同社では、ポイントサービスの導入に代え、一部を除く回数乗車券の発売終了を発表した。普通回数乗車券、時差回数乗車券、土・休日割引回数乗車券の3種類が終了対象で、身体障がい者用割引回数乗車券、知的障がい者用割引回数乗車券、通学用割引回数乗車券は発売を継続する。発売終了日は、3月15日。発売終了までに購入した回数券は、有効期限まで利用できる。