JR東海は24日、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」(「EXサービス」)において、新たな割引商品「EX早特1」を発売すると発表した。
EX早特1は、新幹線普通車自由席用の割引商品。乗車前日までの予約で、通常より割安で利用できる。価格は、東京・品川~静岡間が5490円(通常5940円)、静岡~新大阪間が9670円(通常1万560円)など。3月16日乗車分からの適用で、3月10日の0時に発売する。
また、乗車7日前までの予約で利用できる、普通車指定席用の「EX早特7」は、静岡地区発着を中心に設定区間を拡大する。価格は、東京・品川~静岡間が6140円(通常6470円)、静岡~新大阪間が1万640円(通常1万1090円)など。3月16日乗車分からの適用で、3月9日の5時30分に発売する。
このほか、EXサービスと同時購入時に購入できる在来線特急用の早特商品として、「在来線特急指定席早特7」「在来線特急指定席早特1」 「ふじかわ早特きっぷ」 を発売する。いずれも、JR西日本のネット予約サービス「e5489」で取り扱う。「早特7」は「しなの」「ひだ」「南紀」「伊那路」、「早特1」は「ひだ」、「ふじかわ早特きっぷ」は「ふじかわ」が対象。「早特7」は乗車7日前まで、「早特1」「ふじかわ早特きっぷ」は乗車前日まで発売する。いずれも3月16日乗車分からの適用で、2月16日10時に発売する。なお、「ふじかわ早特きっぷ」は、駅などでも取り扱う。
JR東海では、早特商品の拡大に代え、一部の特別企画乗車券の発売を終了する。対象は、「新幹線回数券(普通車自由席用)」「こだま号専用グリーン回数券」「東京新幹線自由席回数券」「ふじかわ号自由席特急回数券」「シャトルきっぷ」の5種類。各回数券は、2024年12月22日に発売を終了し、2025年3月31日以降は使用できなくなる。シャトルきっぷは、2024年3月15日に発売を終了する。また、「在来線指定席特急回数券」は3月15日に、「定期券用自由席回数特急券」は2月16日に、一部区間の発売を終了する。
JR東海とJR西日本では、2021年から2022年にかけて、東海道・山陽新幹線用の回数券を順次縮小。普通車指定席用の回数券は、2022年3月で全廃となった。今回の改廃で、本州3社の新幹線回数券は、「フレックス用こだま号グリーン回数券」などの定期券と組み合わせる商品を除き、全て廃止となる。