JR西日本、JR西日本テクシアは26日、「ICOCA Web定期券サービス」を導入すると発表した。
同サービスは、バス・地域鉄道向けのICOCAサービスとして導入する新システム。専用ウェブサイトで定期券の予約・購入を可能とすることで、利用者は定期券発売窓口へ訪問することなく、ICOCA定期券の利用が可能となる。
利用者は、ウェブサイトで定期券を購入する際、個々のICOCA番号を登録する。購入した定期券情報は、バスや地域鉄道のIC車載器に配信。利用者が車載器にタッチした際、登録したICOCA番号で認証・判定することで、定期券として利用できる仕組みとなる。購入時は、ウェブサイトでの決済のほか、コンビニでの決済にも対応。通学定期券の購入にも対応する。
JR西日本などは、同サービスの導入により、鉄道の定期券とバス・地域鉄道の定期券を、1枚のICOCAカードで利用できるようになると説明。事業者側のメリットとしては、定期券発売窓口における業務負荷を軽減できるほか、通信状況が悪い山間部等の路線でも、サービス提供が可能になるとしている。
ICOCA Web定期券サービスは、2025年春の提供開始を予定。既に伊予鉄グループが、通勤定期券での導入を発表している。