山陽電気鉄道などは28日、タッチ決済対応のクレジットカードなどによる鉄道乗車サービスを導入すると発表した。
本サービスは、2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みの一つとして実施するもの。タッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードや、対応カードを設定したスマートフォンなどを自動改札機にかざすことで、きっぷの購入やICカードへのチャージの必要なく、そのまま乗車できる。
導入駅は、山陽電気鉄道の全49駅。専用リーダーを設置した改札機を、各改札口に1台設置する。対応ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardへの対応も予定する。
山陽電気鉄道はあわせて、QRコードを活用したデジタル乗車券のサービス開始も発表した。スルッとKANSAI協議会が開発した「スルッとQRtto」(スルッとクルット)」を活用するもので、事前に購入したQRコード乗車券を改札機の専用リーダーにかざすことで利用できる。
同社でのタッチ決済乗車サービスとQRコード乗車券のサービス開始は、2025年春を予定する。