JR東日本水戸支社は18日、水郡線常陸大宮駅の新駅舎整備および東西自由通路の工事に着手すると発表した。
新駅舎の屋根部分は、常陸大宮市の西塩子地区に伝えられてきた「西塩子の回り舞台」をモチーフにデザイン。地域産の材料を活用し、その良さや地域の魅力を発信できる駅舎などを目指すとともに、新駅舎と自由通路を一体的に共存させ、地域発展のシンボルとなるデザインにするという。
鉄道施設では、駅東口側に駅事務室と1番線ホーム改札口、駅西口側に2番線ホーム改札口を設置する。自由通路は、幅約4.5メートル、延長約22メートル。東口、西口の各駅前広場にエレベーターを1基設置するほか、東口には公衆トイレ、バリアフリートイレも設ける。
同駅の整備は、常陸大宮市による「常陸大宮駅周辺整備計画」に基づき実施するもの。両者は駅周辺地域の「魅力と活気あふれる快適なまちづくり」の実現を目指し、東西自由通路および新駅舎整備に向けた計画を進めてきた。
工事の着手は、2024年3月下旬を予定する。新駅舎は2025年1月頃、自由通路は2026年春頃に、供用を開始する。