名古屋鉄道は9日、名古屋本線金山駅において、ホームドアの実証試験を実施すると発表した。
実証試験は、金山駅上り3番線ホームの神宮前駅寄りで実施。可動式ホーム柵1扉分を設置し、同社の多種多様な車両や異なるドア位置などに対応できるかを検証する。
同社では、空港線の中部国際空港駅と、小牧線の上飯田駅に、ホームドア・可動式ホーム柵を設置している。前者は空港連絡特急「ミュースカイ」専用ホーム、後者は地下鉄直通用車両のみが発着する駅と、いずれもホームドアを設置しやすい条件となっている。一方、金山駅の場合は、発着する車両形式が多いこと、「ミュースカイ」などの特急車両と一般車両でドア位置が異なることなどが課題となっていた。
実証試験の実施期間は、2024年10月から2025年3月ごろまでを予定する。名鉄では、実証試験で実用上の課題などを検討した上で、同駅での本格整備に向けた検討を進めるとしている。