JR東日本は9日、ビューカードと共同で、デジタル金融サービス「JRE BANK」を5月9日より提供すると発表した。
JRE BANKは、JR東日本グループブランドとして提供するネットバンクサービス。楽天銀行を所属銀行とし、ビューカードが銀行代理業者として各種契約締結を媒介する。スマートフォンアプリにて各種手続きができるほか、JCBと提携したブランドデビット機能つきキャッシュカードを発行する。現金引き出しは、駅のATM「VIEW ALTTE」では手数料無料となる。
同サービスでは、JR東日本グループの優待特典を提供する。「JRE BANK 優待割引券」は、JR東日本営業路線内の片道運賃・料金が4割引となる。一定の資産残高に加え、ビューカード利用代金の引き落とし、給与などの受け取りを条件とし、年間最大10枚をプレゼントする。また、JR東日本グループのポイントサービス「JRE POINT」による「どこかにビューーン!」割引クーポン(年最大12枚)や、モバイルSuica用のSuicaグリーン券(年最大4枚)のプレゼント、JRバス関東「マロニエ新宿号」「マロニエ東京号」(東京・新宿~佐野間)の片道無料クーポン、駅コンビニ「NewDays」などのクーポンなどを、条件に応じ提供する。JRE BANK 優待割引券などの一部優待は、18歳~24歳向けの特典も用意する。
JRE POINTを積算できる「JRE BANKプラス」も提供する。事前に登録することで、他行口座との振込や給与受取などで1~3ポイント、ビューカードの口座振替(5000円以上)などで10ポイントを積算する。また、預入資産残高や取引回数に応じて変動する5段階のランクを設定。提携ATMでの手数料無料や、他行振込手数料の無料、ポイント獲得倍率の変動といった特典を提供する。
JRE BANKは、5月9日12時にサービス提供を開始する予定。スマートフォンアプリ、またはウェブサイトにて、口座開設を受け付ける。