鉄道コム

神戸高速線でも「バリアフリー料金」導入へ 阪急・阪神など、2025年1月に収受開始を発表

2024年4月30日(火)16時6分

阪急電鉄、阪神電気鉄道、神戸電鉄は4月30日、各社の神戸高速線において、「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用により、ホームドア等の整備を推進すると発表した。

神戸高速線は、阪急神戸高速線(神戸三宮~新開地間)、阪神神戸高速線(元町~西代間)、神戸電鉄神戸高速線(新開地~湊川間)の総称。第三種鉄道事業者である神戸高速鉄道が設備を保有し、3社がこれを借り受けて運行している。

鉄道駅バリアフリー料金制度は、都市部の鉄道利用者の広い負担により、バリアフリー設備の整備拡大を目指すため、国が創設したもの。各社では、2023年に収受を開始していたが、神戸高速線内の区間は収受の対象外となっていた。今回導入する鉄道駅バリアフリー料金は、普通旅客運賃が大人10円、通勤定期旅客運賃は1か月380円などで、運賃に加えて収受する。小児運賃の加算料金は大人の同料金の半額とするほか、通学定期旅客運賃については加算対象外となる。

各社の路線では、阪急が十三駅や神戸三宮駅など、阪神が大阪梅田駅や神戸三宮駅などに可動式ホーム柵を設置しているが、2024年4月現在、神戸高速線内ではホーム柵の設置はない。各社では、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することで、ホームドア等の安全設備の整備を推進するとしている。料金の収受開始は、2025年1月を予定。各社は、料金設定日や整備計画の詳細について、詳細が決まり次第、改めて発表するとしている。

2024年4月30日(火)16時6分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。