西武鉄道は、9日に発表した2024年度鉄道事業設備投資計画において、2025年度以降に予定している事業として、10000系「ニューレッドアロー」の置き換えを発表した。
10000系は、1993年にデビューした特急型車両。現在は新宿線の特急「小江戸」で活躍している。かつては池袋線の「ちちぶ」「むさし」でも使用されていたが、2019年にデビューした001系「Laview」によって置き換えられている。
同社は、新宿線の10000系を今後新たな車両に置き換えるとともに、新宿線の有料着席サービスの刷新を検討していると説明。柔軟な運行形態や、利用者の着席機会の拡充などにより、サービス向上を図るとしている。運行開始時期は2026年度中を予定。詳細については、決まり次第発表するとしていいる。
設備投資計画ではこのほか、40000系8両編成の投入や、他社から譲り受ける「サステナ車両」の導入、タッチ決済による乗車サービスの実証実験、無線式列車制御(CBTC)システム実証試験、運行管理システム(SEMTRAC)の更新などを盛り込んだ。