鉄道コム

京王、「ラウンド型」の新型車両「2000系」導入へ 2026年初めデビュー予定

2024年5月10日(金)18時26分

京王電鉄は10日、新型車両「2000系」を、2026年に導入すると発表した。

新型車両「2000系」(イメージ)
新型車両「2000系」(イメージ)

2000系は、「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」がコンセプトの通勤車両。利用者や社員の声から得られたニーズを、AIなども用いて分析し、最もコンセプトにマッチする外観や内装とした。

車両の外観は、前面、側面とも、円をモチーフとしたラウンド型とし、「多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現」したデザインとする。車内デザインも同様にラウンド型をモチーフとし、心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出するという。

ラウンド型のデザインの2000系(イメージ)
ラウンド型のデザインの2000系(イメージ)
2000系の車内(イメージ)
2000系の車内(イメージ)

編成中間には、車いすやベビーカーの利用者に配慮し、「大型フリースペース」(仮称)を設置する。座席を置かないことで広い空間を確保するほか、子ども向けの大型窓を配置。同スペースは、駅ホームのエレベーターに近い5号車に設置する。このほか、車いすスペースは各車1か所に設置。また、ドア付近の吊り手は5個増設する。

大型フリースペース(イメージ)
大型フリースペース(イメージ)

機器面では、防犯カメラや双方向対話が可能な車内非常通話装置の導入により、安全・安心に配慮。また、フルSiC素子を用いた新型VVVFインバータ制御装置の導入により、旧型車両の7000系比で約20パーセントの省エネ性能向上を図るほか、車両機器を常に監視できる車両情報管理装置の採用により、安全性・安定性のさらなる向上などを図る。

2000系は、2026年初めの営業運転開始を予定。当初導入本数は、10両固定編成4本の40両を予定する。

2024年5月10日(金)18時26分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。