名古屋鉄道は、10日に発表した2024年度の設備投資計画において、9500系・9100系の前面デザインを変更し、追加導入すると発表した。
9500系は、2019年にデビューした4両編成の車両。9100系は同形式の2両編成バージョンで、2021年にデビューしている。同社では、昨今の鉄道車両内での異常事態発生を受けて、避難誘導の円滑化を図るため、正面貫通扉を中央に配置した車両を導入するとしている。将来的には、連結運転時に常時通り抜けできるようにするという。
新デザインの車両は、9500系を3本、9100系を2本導入する。
設備投資計画ではこのほか、安全性向上および省力化に向けたシステムの導入拡大、金山駅におけるホームドアの実証試験の実施、廃車予定車両を除く全車両への2028年度までの防犯カメラ設置、新型券売機や新型チャージ機の導入、QRコードおよびクレジットカード等のタッチ決済による改札通過の実証実験の拡大などを盛り込んでいる。