大阪メトロは、14日に発表した2024年度のグループ事業計画において、夢洲駅までの延伸開業時期を前倒しし、2025年1月末の開業を目指すと発表した。
夢洲駅は、中央線コスモスクエア駅から延伸する区間の新駅。2025年に開催予定の大阪・関西万博や、万博開催後に整備される統合型リゾート(IR)の最寄り駅として位置づけられている。同社はこれまで、2024年度末の夢洲駅延伸開業を掲げてきたが、これを2か月早めた形となる。
事業計画では、夢洲駅延伸開業のほか、万博関連の取り組みとして、中央線の輸送力増強、QRコード・クレジットタッチ決済可能な改札機の整備、高度な案内システムの設置、大阪ヘルスケアパビリオンへの出展、自動運転バス車両や同システムの開発、空飛ぶクルマ用発着ポート「Vポート」の整備などを盛り込んだ。このほか、可動式ホーム柵や車内防犯カメラの設置、トンネルなどの施設長寿命化、マーケティング事業の推進などにも取り組むとしている。