京阪電気鉄道は24日(火)、8000系特急用車両(旧3000系から転用の8030番台を除く)の改造を実施すると発表した。
主な改造点は、シートなどインテリアのグレードアップ、車いすスペース設置等のバリアフリー対策、LCD車内案内表示器の設置、車端部のロングシート化など。同社によると、ロングシート部には、背もたれの高さを頭位置付近まで確保したハイバックタイプを採用。乗降のしやすさとワンランク上の快適さを併せ持つ、日本一豪華なロングシートをめざすという。
これにあわせ、1954年から半世紀以上にわたり歴代特急車両に搭載されてきたテレビは、ワンセグなどの普及などからその役目が終えたと判断され、今回の改造工事にあわせて2011年度内に全廃されることになった。
改造対象車両は、8000系10編成の計80両。投資額は、13億2000万円。