JR東日本千葉支社は5月30日、京葉線のダイヤを9月1日に一部変更し、朝・夜時間帯に快速列車を増発すると発表した。
内房線および外房線の直通列車では、上総湊駅発、上総一ノ宮駅発の東京駅行きを朝に1本ずつ、東京駅発の君津駅行き、同上総一ノ宮駅行きを夜に1本ずつ運転する。増発対象列車は、いずれも各駅停車から種別を変更する形で設定。また、内房線・外房線内は、従来通り各駅に停車する。
また、都心と海浜幕張・蘇我方面相互間の速達性向上を目的として、京葉線内のみを走る快速列車も、各駅停車から種別を変更する形で増発する。増発本数(内房線、外房線直通を含む)は、平日が7本、土休日が12本。快速列車の運転時間帯は、東京駅・蘇我駅発基準で10時台から9時台に繰り上げるほか、土休日は15時台までから16時台までに繰り下げる。
千葉支社では、3月16日に実施したダイヤ改正において、京葉線の快速列車は日中時間帯のみの運転とすることを、2023年12月に発表していた。しかし、利用者のほか、千葉市などの沿線自治体は、ラッシュ時間帯の快速列車廃止は通勤時間が伸びるなどとして反発。これを受けた千葉支社は、当初の改正内容を見直し、朝の上り快速列車2本を存続させる内容に変更していた。