鉄道コム

松浦鉄道、10月1日に運賃改定 有田~伊万里間は550円に

2024年6月5日(水)17時38分

松浦鉄道は、国土交通省九州運輸局に対し、鉄道事業の旅客運賃上限変更に関する認可申請を、5月29日付で提出した。

松浦鉄道の車両
松浦鉄道の車両

同社が国に申請した「上限運賃」は、有田~伊万里間を例とすると、大人普通旅客運賃が550円(現行460円)、大人通勤定期運賃(1か月)が2万460円(現行1万7270円)、同通学定期運賃(1か月)が1万4190円(現行1万1980円)。1日乗車券の価格は変更しない。なお、実際に適用する「実施運賃」については、申請の認可後、あらためて届け出る。有田~伊万里間は上限運賃と同額で実施運賃を設定するが、佐世保~佐々間などの一部区間では、上限運賃より割安な特定運賃を、実施運賃として設定する。特定運賃区間における大人普通運賃の設定予定額は、佐世保~泉福寺間が270円(現行230円)、佐世保~大学間が460円(現行390円)、佐世保~佐々間が650円(550円)など。

主要区間の改定後の運賃
主要区間の改定後の運賃

松浦鉄道は、運賃改定の背景に、沿線地域の人口減少、新型コロナウイルス感染症の流行による乗降人員数減少のほか、燃料軽油価格や人件費の高騰、資材仕入価格の上昇といった要因があると説明。今後も沿線地域の公共交通として、安全・安心のサービスを持続的に提供すべく、収支の改善を目的とした運賃改定を決めたとしている。なお、同社の運賃改定は、2016年4月以来のことであるという。

運賃の改定は、2024年10月1日を予定している。

2024年6月5日(水)17時38分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。