札幌市交通局などは5日、札幌市営地下鉄で、タッチ決済対応のカードなどによる乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。
このサービスは、札幌市が設置する「札幌DXラボ」に対する企業提案を受けて実施するもの。タッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードや、同カードが設定されたスマートフォンなどを活用することで、乗車券やICカードを購入せずに地下鉄を利用できる。実証実験の対象駅は、市営地下鉄の全46駅。各改札口に、専用リーダーを搭載した自動改札機を1台ずつ設置する。対象のブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。後日、Mastercardの対応も予定する。
実証実験の開始時期は、2025年春を予定する。札幌市交通局は、提供サービスなどの詳細について、サービス開始前に改めて告知するとしている。