JR東海は25日、東海道本線の沼津~興津間に「お客様サポートサービス」を導入すると発表した。
お客様サポートサービスは、2013年より武豊線や東海道本線の一部駅などで導入している遠隔案内システム。近距離券売機に隣接した位置に、モニター付きインターホンや券面確認台、「ご案内タッチパネル」などを新設することで、案内センターから遠隔で旅客応対できる環境を整備する。これにより、従来は早朝・夜間等の係員不在時に不可能だった有人による対応が、全時間帯で可能となる。
今回の導入対象は、沼津~興津間のうち、沼津駅、富士駅、興津駅を除く8駅。このうち、原駅、富士川駅には係員を配置し、導入各駅で現地対応が必要な場合に係員が出向く体制を整える。
このほか、指定席券購入ニーズの高い片浜駅、原駅、吉原駅では、「サポートつき指定席券売機」を設置する。新幹線・在来線の指定席特急券などが購入できる指定席券売機の機能に加え、オペレーター対応機能を有する券売機で、学生割引乗車券など、証明書を必要とする割引きっぷが購入できる。
対象各駅へのお客様サポートサービスの導入は、2025年6月ごろを予定している。