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国土交通省、鉄道の運転免許の受験資格を18歳以上に見直し

2024年7月1日(月)18時50分

国土交通省は1日、鉄軌道における「動力車操縦者運転免許」の受験資格などを見直したと発表した。

鉄道車両の運転席(イメージ)
鉄道車両の運転席(イメージ)

動力車操縦者運転免許は、列車を運転するために必要な国家資格。自動車の運転免許に相当する。国土交通省では、鉄道や軌道での人手不足が課題となる中、対応策として「動力車操縦者運転免許に関する省令」に規定する動力車操縦者試験の受験資格などについて、検討を重ねてきた。

今回の改正では、動力車操縦者試験の受験資格のうち、年齢制限を緩和。従来の20歳未満から18歳未満に変更した。また、身体検査基準も一部を変更。視機能の検査項目について、「正常な両眼視機能を有すること」「正常な視野を有すること」「色覚が正常であること」の各基準を、「動力車の操縦に支障を及ぼすと認められる異常がないこと」と改正した。従来より、視機能の基準における「正常であること」の判断にあたっての基本的な考え方は、「動力車操縦者の操縦に支障が無いと判断した場合は、基準に適合しているものとして扱っている」ことが理由だとしている。これに加え、運転免許証、運転免許申請書など、および動力車操縦者運転免許原簿の記載事項について、性的少数者への配慮を目的に、性別を削除した。

本改正内容は、7月1日付で公布・施行されている。

【7月1日18:53追記:タイトルを修正しました】

2024年7月1日(月)18時54分更新

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