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高松琴平電気鉄道の再構築実施計画、国が認定 琴平線新駅設置など支援へ

2024年7月4日(木)14時41分

国土交通大臣は、高松琴平電気鉄道などが申請した鉄道事業再構築実施計画について、6月27日付でこれを認定した。

高松琴平電気鉄道の車両
高松琴平電気鉄道の車両

本計画は、高松琴平電気鉄道琴平線の伏石~琴電琴平間を対象とするもの。香川県や沿線3市4町が、新駅設置や複線化、安全輸送設備更新などの利用者利便の確保に向けた取り組みに対し、財政的支援を実施する計画となる。

計画では、具体的な施策として、2024年から2025年にかけて太田~仏生山間に新駅を整備する事業を進めるほか、2025年から2026年にかけて、同区間の複線化事業を実施。このほか、新造車両の導入や安全輸送設備の更新、「ゴールドIruCa」による高齢者割引や、「IruCa」による電車とバスの乗継割引の実施も盛り込む。費用の総額は96.8億円。このうち、高齢者割引および乗継割引を除く各項目については、社会資本整備総合交付金を一部活用する。

再構築事業の計画期間は、2024年7月5日から2029年3月31日までの5年間。本計画の遂行により、2028年度の輸送人員は年間830万2000人(2023年度は年間747万3000人)、営業損益は1億3900万円(同1億1800万円)を見込む。

2024年7月4日(木)14時41分更新

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