大阪メトロと北大阪急行電鉄は10日、御堂筋線と北大阪急行線で適用している「乗継運賃制度」について、適用範囲や割引額を改定すると発表した。
両社は7月現在、乗継運賃を、新大阪・東三国~緑地公園・桃山台間で適用している。両社では、北大阪急行線内の適用範囲を、箕面萱野駅までの全線(江坂駅を除く)に拡大すると発表。御堂筋線北部と北大阪急行線内のエリア間の移動を促進し、沿線エリアの魅力向上を図るとしている。
両社は、乗継運賃の適用拡大にあわせ、割引額も改定する。乗継運賃は7月現在、所定運賃の合計額から大人20円を差し引いた額を適用しているが、改定後は割引額を大人40円とする。改定後の大人運賃は、桃山台~新大阪間が280円(現行300円)、千里中央~新大阪間が290円(現行330円)、箕面萱野~新大阪間が390円(現行430円)などとなる。
乗継運賃制度の改定は、2025年1月末を予定する、大阪メトロ中央線コスモスクエア~夢洲間の開業にあわせて実施する。