JR四国は2日、松山駅新駅舎の設備概要を発表した。
松山駅は、9月29日に現在の地上駅から高架駅に移転し、新駅舎および高架ホームの営業を開始する。新駅舎の改札は、有人改札をガラス張りとした「ウォークイン改札」を、同社で初めて導入。また、自動改札機では、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」のQRコードに対応したリーダーを備える。このほか、みどりの窓口、旅行センター、「みどりの券売機プラス」を含む自動券売機などを設置する。
ホームは、従来の1~3番のりばから1~4番のりばへと、1線分を増強。これにより、特急「しおかぜ」「いしづち」は1番のりば発着、特急「宇和海」(一部を除く)は2番のりば発着に統一し、両列車の同一ホーム対面乗換を実現する。
新たな松山駅の初列車は、6時13分発の特急「しおかぜ」「いしづち」6号となる。なお、JR四国では、松山駅新駅舎・高架ホームの供用開始に先立ち、9月21日夜~22日早朝と28日夜~29日早朝に、線路切替工事を実施する。同社では、21日と28日~29日に一部列車を区間運休し、バスによる代行輸送を実施するとしている。