銚子電気鉄道は19日、南海電気鉄道より、2200系の第2編成を16日に譲受したと発表した。
南海2200系は、1969年に22000系として登場した車両。平坦区間と勾配区間の双方を直通できる「ズームカー」の一種で、かつては高野線で運用されていた。後継車両による置き換え後は、ワンマン化改造を実施。2200系となり、多奈川線などの支線で活躍してきた。
銚子電気鉄道では、2023年8月にも、2200系の第1編成として、モハ2202-モハ2252を南海より譲受。2024年3月に22000形「シニアモーターカー」として運用を開始している。第1編成の導入は、中古の中古ではない車両としては約30年ぶり、新車両としては約8年ぶりの導入だった。
今回譲受した第2編成は、2200系モハ2201-モハ2251の2両編成。8月3日に多奈川線での運用を終了していた。同編成の導入に際しては、第1編成と同様、銚子電気鉄道線での運用に対応するための工事を、京王重機整備にて実施する。
銚子電気鉄道は、第2編成の運用開始時期については未定としている。