道南いさりび鉄道は26日、北海道運輸局に対し、鉄道事業の旅客運賃上限変更認可を申請した。
申請した改定後の大人普通運賃は、2キロ以内210円(現行190円)、33キロ超1080円(現行980円)など。定期旅客運賃も同様に改定する。改定率は、普通旅客運賃が平均で約10.8パーセント、定期旅客運賃が平均で約10.5パーセント、旅客運賃全体では平均約10.8パーセントとなる。
同社では、想定を上回る沿線人口の減少、社会情勢の変化、鉄道施設や車両の老朽化にともなう整備費用などが、会社経営に大きな影響を与えていると説明。今後も将来にわたり健全な鉄道事業の運営を継続するため、今回の申請に至ったと説明している。
運賃改定の実施は、2025年4月1日を予定する。