鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

大阪メトロ、森之宮の車両工場跡地に「モビリティ体験パーク」を開設 引退した20系を活用したエリアも

2024年8月30日(金)15時9分

大阪メトロは8月30日、未来モビリティ体験型テーマパーク「e METRO MOBILITY TOWN」を開設すると発表した。

引退した大阪メトロ20系。同車を活用したエリアを「e METRO MOBILITY TOWN」内に設置する(KENKEN-KAICHOさんの鉄道コム投稿写真)
引退した大阪メトロ20系。同車を活用したエリアを「e METRO MOBILITY TOWN」内に設置する(KENKEN-KAICHOさんの鉄道コム投稿写真)

このテーマパークは、森之宮車両工場跡地の暫定利用として整備するもの。2025年の大阪・関西万博にあわせて開業し、都市型MaaS構想「e METRO」を表現したパークエリアなどを整備する。施設のテーマは、「『未来の暮らし』をテーマに未来の大阪にある交通や生活を遊びながら楽しく学べる『未来モビリティ体験型テーマパーク』」。

パーク内には、4つの体験エリアを整備する。「ミライ体験エリア」では、3月に引退した中央線の20系車両を活用。5つのバーチャル体験アトラクションで、未来の暮らしやモビリティが体感できるという。「EV・自動運転バスエリア」では、自動運転バスを実際に運行する。「EVカートサーキットエリア」では、EVカートによるレーシング体験を提供。「空飛ぶクルマエリア」では、「委細調整中」としながらも、空飛ぶクルマの世界が体験できるようになるという。このほか、屋外フードスクエアと、自動運転バス停留所やシェアサイクルポートなどを設置する「モビリティハブ」を設ける。

「e METRO MOBILITY TOWN」の施設概要
「e METRO MOBILITY TOWN」の施設概要

e METRO MOBILITY TOWNの開設期間は、2025年1月中旬から10月下旬までを予定。このうち、EV・自動運転バスエリアとEVカートサーキットエリアは、2024年11月30日にプレオープンする。入場料は有料で、価格は決まり次第発表するとしている。

大阪メトロでは、同パークの設置にあわせて、森之宮エリアで自動運転バスを運行すると発表した。運行期間は、2024年11月上旬から2025年10月下旬まで。大阪城周遊ルートと、京橋駅前~e METRO MOBILITY TOWN間のシャトルルートの2ルートを運行する。運賃は、大人210円、小児110円。運転士が乗車する自動運転レベル2で運行する。

森之宮周辺では、大阪市などによる開発計画が進められており、大阪メトロでも中央線の新駅設置を発表している。

2024年8月30日(金)15時9分更新
 

鉄道コムの最新情報を無料でお知らせしますプッシュ通知を受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 熊本電気鉄道 全国交通系ICカードサービス終了[2024年12月ごろ]
  • 近畿日本鉄道タッチ決済乗車サービス提供開始[2024年]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ニコン「Z6III」の実力とは?

ニコンのスーパーミドル機「Z6III」。新型カメラのその実力を、プロ鉄道カメラマンの助川康史さんがご紹介します。

画像

キヤノン「EOS R5 Mark II」を試す

8月末に発売されたキヤノン「R5 MarkII」。その鉄道写真撮影における実力とは?

画像

高山本線全通90周年ツアー

HC85系による団体臨時列車が10月に運転。往路は美濃太田車両経由、復路は太多線・中央本線経由で運転。

画像

大村車両基地公開イベント

西九州新幹線の車両基地、大村車両基地が9月21日に公開。当日は臨時「GO WEST号」運転も。

画像

9月の鉄道イベント一覧

まだまだ暑くても、季節は秋に突入。9月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。