大阪メトロは10日、大阪・関西万博開催期間中における中央線の運転計画を発表した。日帰り教育旅行の輸送のために「子ども専用列車」「子ども優先列車」を運転する。
子ども専用列車と子ども優先列車は、万博会場へ子どもたちを安全に輸送する手段として設定。期間中、森ノ宮駅発9時30分ごろから、最大で夢洲駅着11時30分ごろまでの時間帯で、子ども専用列車または優先列車と、一般列車とを、交互に2分30秒間隔で運転する。
子ども専用列車は、夢洲駅寄り(前方)の車両を子ども専用とし、森ノ宮駅から夢洲駅まで運転する。途中は弁天町駅のみの停車で、他の駅は通過する。弁天町駅からは、長田駅寄り(後方)の車両に一般利用者が乗車可能とする。子ども専用車両は1本あたり最大4両で、両数は乗車する子どもの数により変更する。
子ども優先列車は、学校の団体利用者が優先的に利用できる列車として、長田駅から夢洲駅まで各駅停車で運転する。一般の利用者には乗車を控えるよう、各駅構内で案内する。
子ども専用列車と優先列車の運転日は、2025年4月中旬から7月の夏休みに入るまでの平日。大阪メトロは今後、大阪府教育庁を通じて府内の学校の希望を確認し、その結果をもとに具体的な運転本数などを決定するとしている。