西武鉄道は、「サステナ車両」として小田急電鉄より譲受した車両について、デザインと車両形式を決定したと発表した。
サステナ車両は、他社から譲受したVVVFインバータ制御車両を指す、西武鉄道独自の呼称。同社では、制御方式が古い車両の置き換えのため、小田急電鉄と東急電鉄から車両を譲受し、サステナ車両として導入することを発表している。
サステナ車両として導入する車両のうち、小田急電鉄から譲受したのは8000形。西武鉄道では、同社における形式名を、小田急電鉄時代の形式名を引き継ぎ、「8000系」とするとした。
8000系のデザインは、西武鉄道のコーポレートカラーである「ブルー」「グリーン」をベースに、「永遠」「発展」「繁栄」を表す市松模様にアレンジしたものとする。デザインについては、サステナビリティを重視しつつ、「西武らしさ」「地域との共生」「環境負荷低減」をアプローチできるものを、同社社員から募集したという。
8000系は、2024年度末に営業運転を開始する予定。西武鉄道では、新造車両の導入とともにサステナ車両を導入することで、2030年度までに車両のVVVF化100パーセント達成を目指すとしている。